企業向けSNSのおすすめはどこ!?人気ランキング10選
- 「社内でのやり取りをもっとスピーディーにしたい」
- 「会議や残業をなくす仕組みが欲しい!」
社内においてこのようなニーズの大きなところは少なくありません。こういったニーズを満たしてくれるツールとして注目されているのが企業向けSNS・ビジネスチャットツールです。
企業向けSNSの中にはLINEなど一般向けSNSに似通ったツールもありますが、よりビジネスユースに特化した雰囲気を持つタイプもあります。また、世界的に普及する企業向けSNSもあれば国内のみのSNSなど様々です。
この記事では、企業向けSNSでもとくにおすすめのツールから人気ランキング10選をご紹介したいと思います。
1.各企業向けSNSにはツールごとに色がある
人気ランキング10選を発表する前に、企業向けSNSについて基本的なポイントを説明したいと思います。
一般向けSNSで人気のInstagramは写真をメインにしたコミュニケーションツールなのに対して、Twitterは気軽でリアルタイムな投稿がウリのツールです。また、Facebookはフォーマル感が強く、実名制のために信頼度が高いと言えます。LINEはスタンプというより直感的でユーザーインターフェースな所がウリです。
このように一般向けSNSにも各ツールごとに色があるのと同様に、企業向けSNSツールにも特徴があります。
例えば、企業向けSNSには色々な特徴を総合的に抑えているツールもありますが、特にウリを明確にしているものも多いです。何を重視するかによって選ぶツールも変わってくるので、この記事では企業向けSNSごとの特徴を意識しながら人気ランキング10選を紹介したいと思います。
2.企業向けSNSの人気ランキング10選を発表!
では、企業向けSNSの人気ランキング10選をご紹介します。基本的な機能や料金、導入企業などを簡潔にまとめてみました。
1位 Chatwork(チャットワーク)
参照:Chatwork
チャットワークは20万社以上に導入されているという超人気の企業向けSNSです。
国産のSNSとしてメールや電話だけでなく会議の要素を盛り込んだオールインワン的ツールになります。実は、海外でもサービス提供されているので、今後は国内外でも注目されていくでしょう。
まるでホワイトボードを中心に据えたような共有ワークができ、ITにあまり詳しくなくても使いこなすことが可能です。規模や機能的に1位として申し分のないツールと言えます。
基本機能
- グループチャット
- タスク管理
- ファイル共有
- 音声、ビデオ通話
- コンタクト管理
- ユーザー管理
- 通知機能
利用料金(税別、月額/1ユーザーあたり)
- フリー:0円
- パーソナル:400円
- ビジネス:500円
- エンタープライズ:800円
導入企業
- KDDI
- YAMADA
- SMBCベンチャーキャピタル
- 東洋アルミ
- 北海道テレビ
- サイバーエージェント
- 大和証券
2位 LINE WORKS
参照:LINE WORKS
LINE WORKSはあのLINEのビジネス版です。
スタンプやチャットなどなじみの機能がそのままついているので、LINEユーザーには使いやすいでしょうか。
新しいソフトやアプリに慣れるのには時間がかかるものですが、LINEという共通のプラットフォームを使っていることでなじみやすい事から2位にランクインしました。
基本機能
- グループトーク
- ノートやファイルの共有
- クライアントや取引先のLINE WORKSとのチャット
- カレンダー
利用料金(税別、月額/1ユーザーあたり)
- フリー:0円
- ライト:300円
- ベーシック:500円
- プレミアム:1,000円
導入企業
- MIZUHO
- 明治安田生命
- 東京海上日動
- 大成建設
- SAPPORO
3位 Talknote
参照:Talknote
「誰もが使えるシンプルさ」をウリにしているのがTalknoteです。
ITの波についていけない世代や個人が企業にいる場合、とにかく分かりやすいことが欠かせません。Talknoteは「グループ」「メッセージ」「タスク」という3つのシンプルなコミュニケーションスタイルを採用していて、スタンプなどUI部分でも親しみが持てます。
さらに、メンバーのプロフィールを作成したり、社員の離職につながりそうな気持の変化を解析する特許技術「アクションリズム解析」など、コミュニケーションを重視したツールです。
やはりメンバー同士が仲良くなると仕事のモチベーションも上がりますよね。LINEと同様カジュアルな部分がある企業向けSNSです。
基本機能
- プロフィール
- スタンプ
- ファイル添付
- 社外コミュニケーション
- 「いいね!」付与
- 管理機能
- デバイス制限
- アクションリズム機能
利用料金
- 「初期費用+基本プラン+オプション料金」
*詳細はメールフォームにて問い合わせが必要です。
導入企業
- namco
- KIREIMO
- 板前寿司
- リカーマウンテン
- TORIDOLL
- VISION
- LM
4位 Workplace by Facebook
参照:Workplace by Facebook
Workplace by Facebookは世界中の企業に使われているグローバル企業向けSNSです。
Facebookはすでに国内でもなじみのSNSですが、特徴的なのは無制限のファイルアップロードが可能ということ。ストレージが制限されていないので、大容量のファイルを使うことが多い会社にはうれしいポイントです。
また、Facebookと同じUIなので、こちらも既存ユーザーにはなじみやすいツールと言えるでしょう。国内には3,000万人のFacebookユーザーがいるので導入の垣根は低そうです。
基本機能
- 投稿機能
- ライブ動画
- 音声、ビデオ通話
- 無制限のファイル保存
- 複数企業での情報交換
- シングルサインオン
- ITチーム用モニタリングツール
- Windows用デスクトップ通知
- イベント機能
利用料金(税別、月額/1ユーザーあたり)
- スタンダード:0円
- プレミアム:3US$(非営利団体および教育機関は無料)
導入企業
- スターバックス
- ウォルマート
- シンガポール政府
- ハイネケン
- ドミノピザ
- ディスカバリー
- NTTコミュニケーションズ
- エアアジア
5位 kintone
参照:kintone
kintoneは「5人のチームから、10万人のチームまで」「スタートアップチームから大企業や官公庁まで」という幅広いビジネスシーンに対応した企業向けSNSです。
すでに10,000チームの仕事に影響を与えているという実績があり、導入企業も一流企業が顔をのぞかせています。
アプリと呼ばれる業務システムをドラッグ&ドロップなどの簡単操作でカスタマイズできるので、パーソナルなワーク環境を作れるのが良いです。
基本機能
- アプリ(業務ツール)作成
- アプリへの項目追加や変更
- グループチャット
- コメント欄での議論
- データ集計(グラフ作成など)
- 日報
- 交通費申請
- タスク管理
- 採用面接管理
- 案件管理
利用料金(税別、月額/1ユーザーあたり)
- ライトコース:780円
- プレミアムコース:1,500円
導入企業
- ANA
- 朝日新聞
- SHISEIDO
- NISSAN
- mercari
- FUSO
- 産経新聞社
- SoftBank
- パーソルキャリア
6位 WowTalk
参照:WowTalk
WowTalkは全てのプランで日・中・英 3カ国語に対応しているというグローバルな企業向けSNSです。
コミュニケーションとコスト削減、セキュリティ強化、災害時の社内統制という4つの利点に注力しているのが特徴で、新入社員からベテランまで直感的に操作できるデザインになっていて即日運用できるシンプルさもあります。
基本機能
- グループチャット
- 掲示板(投稿機能、いいね!の付与)
- タスク管理
- 音声、ビデオ通話
- 日報
- 検索機能
- 組織図の階層リスト
- ファイル送受信
- 外部サービス連携
- アクセス制限
- ログ閲覧
- パーティション機能
利用料金(税別、月額/1ユーザーあたり)
- ベーシックプラン:300円
- プレミアムプラン:500円
導入企業
- 鹿島建設株式会社
- NTTデータ
- 椎津建設株式会社
- シロカ
- セブン銀行
- ASUS JAPAN
- POLA
- 佐川急便
7位 Slack
参照:Slack
slackはアメリカ初の企業向けSNSです。
トピック別、プロジェクト別、チーム別などそれぞれのテーマに合わせた「チャンネルUI」が特徴的。チームで毎日使っているアプリやサービスとの連携機能が充実しているので、仕事への導入が比較的スムーズにできます。
基本機能
- 音声、ビデオ通話
- ファイル共有
- パーソナライズド通知
- メッセージ検索
- グループチャット
- カレンダーやSNSとの連携
利用料金(税別、月額/1ユーザーあたり)
- フリー:0円
- スタンダード:850円
- プラス:1,600円
導入企業
- DeNA
- cookpad
- 日本経済新聞社
- BBC
- Trivago
- 21センチュリーフォックス
- IBM
- mercari
8位 gamba!
参照:gamba!
gamba!は日報に特化しているSNSツールです。
累計登録者数は10,000社を突破していて、スタートアップ企業から大規模な会社まで幅広くサービス対応しています。また、スマホやタブレット、PCなどマルチデバイスに対応しているので、外出先でも気軽な情報確認が可能です。
一般向けSNSと同じようにスタンプを使ったり「いいね!」を付けたり、コメントを投稿したりなどコミュニケーションが円滑になる機能を数多く搭載しているため、社内環境の改善にも一役買ってくれるでしょう。
基本機能
- 日報作成&確認
- いいね!付与やスタンプ、コメントなどのコミュニケーション機能
- Googleカレンダー連携
- 重要KPIのグラフ化
- 李万度メール通知
利用料金(税別、月額/1ユーザーあたり)
- トライアル:0円
- ビジネスプラン:980円
- エンタープライズ:個別見積もり
導入企業
- 日本通運
- PLUS
- bsty!e
- NTTデータ
- サイバーグリーン
- デロイトトーマツ
- GlibalSign
9位 Aipo
参照:Aipo
Aipoはオープンソースの企業向けSNSで、特徴的なのは独自カスタマイズがあることです。
後述する料金プランを見ると分かるように、好みの機能を選択して組み合わせることができます。パッケージプランではなくカスタマイズプランなので、より会社にあった機能を持つSNSを自由に構築可能です。
「必要な機能だけほしい」という会社にぴったりと言えます。
基本機能
- スケジュール共有
- 設備予約
- ビジネスチャット
- 勤怠管理
- オンライン会議
- リマインド機能
- イベント告知
- タイムライン
- タスク、プロジェクト管理
- ファイル共有
- 報連相機能
利用料金(税別、月額/1ユーザーあたり)
- カレンダー:200円
- チャット:100円
- ポータル:100円
- タイムカード:100円
- ワークフロー:100円
- タイムライン:100円
- プロジェクト:100円
- フォルダ:100円
- Wiki:100円
- 掲示板:100円
- 報告書:100円
導入企業
- TBSアナウンス部
- マイスターエンジニアリング
- 水産経済新聞
- モックス
- 谷口薫税理士事務所
- 笹川スポーツ財団
- 大戸屋
- 銀だこ
10位 Yammer
参照:Yammer
Yammerはエンタープライズ向けのソーシャル・ネットワーク・サービスです。
マイクロソフトがサービス提供していて世界150か国以上、20以上の言語に対応している超グローバル企業向けSNSなだけに知名度に関しては抜群と言えます。
「フォーチュン500」に選出された企業の8割以上がYammerを採用しているという実績も。マイクロソフトサービスと聞くと少し硬いイメージがあるかもしれませんが「いいね!」を付与出来たり、プロフィールを作成したりと、ユーザーパーソナルな機能もついていて便利です。
基本機能
- 投稿、返信機能
- いいね!の付与
- タグや人のフォロー機能
- パブリック&プライベートグループ作成
- グループオンライン議論
- イベント投稿
- 更新プログラム共有
- ユーザープロファイル作成
- 組織図作成
- フィード、ティッカー機能
利用料金(税別、月額/1ユーザーあたり)
- Office 365 Enterprise E1:870円(年間契約)
- Office 365 Enterprise E3:2,170円(年間契約)
- Office 365 Enterprise E5:3,810円(年間契約)
導入企業
- British Airways
- MARS
- DBS
- 株式会社タクティー
- アクセルマーク
- NTTラーニングシステムズ
- gloop
- HDE
3.まとめ
企業向けSNSとしておすすめする人気ランキング10選を見てきました。
一般向けSNSやソフトでも知名度が高い会社も見受けられますよね。対して、企業向けSNSは一般向けSNSをさらにビジネスユースにグレードアップしたツールです。
社内でも業務の円滑化や簡略化のためには社員同士のコミュニケーションが欠かせません。スケジュールやタスクの管理などを企業向けSNSを使用して共有することで、報連相がスムーズになるでしょう。
企業向けSNS導入にはコストや使いたいサービス、利便性などの要素をよく考慮する必要です。しかし、導入することで仕事がもっと楽しくなったり、無駄な作業が減ったりするなどメリットも多くあるのでぜひ検討してみてください。