企業向けSNSを導入!どのようなポイントを押さえれば良いの?
最近はよく「IT化」という言葉を頻繁に聞くようになりました。
インターネットやコンピュータテクノロジーの進歩や普及によって、今やどの業種でも業務の中でインターネットを使うのが当たり前です。そのようなビジネスでのインターネット利用の流れの中で注目されているのが、企業向けSNS。
このツールを使うことで残業時間の削減やコミュニケーションの円滑化、支店・店舗間の連携強化、業務の可視化など良い影響を受けられます。
そこでこの記事では、魅力的な大きい企業向けSNSを導入する場合にどのような点を意識したらいいのかを解説しましょう。
1.一般向けSNSと企業向けSNSの違い
最初に、一般向けSNSと企業向けSNSの違いについて簡単に触れておきたいと思います。
一般向けSNSはInstagramやFacebook、Twitter、LINEなどです。こういった一般向けSNSは基本的に不特定多数の人に内容が公開されます。もちろん、特定の相手だけ連絡先に登録したり、登録されているメンバーの中でさらに特定のメンバーだけと情報を共有することも可能です。また、交わされる会話や共有する写真や動画などに特に決まりはありません。
一方、企業向けSNSは言葉の通り企業内のみで使われるSNSです。ですから、基本的には業務内容に準じた話題が共有されます。簡単に言えば、日常のテーマを誰とでも何でも扱えるのが一般向けSNS、同僚や上司などと仕事の話題をするのが企業向けSNSということです。
2.導入に際して意識するべきポイント
では、企業向けSNSを導入する場合に抑えると良いポイントをあげてみたいと思います。以下のような点を意識しましょう。
企業向けSNSを社員全体が活用できる環境なのか
企業向けSNSを使うためにはスマホやタブレット、パソコンなどの電子端末が必要です。そういったITツールに慣れている社員がいる一方、あまり慣れていない社員もいますよね。
その為、企業向けSNSをメインに業務連絡をするとして、使い慣れない社員がおいてけぼりを食ったり、業務連絡が円滑にいかないリスクも考えておくことは欠かせません。
企業向けSNSを導入するときには、社内で使い方などを浸透させるための勉強会や説明会を計画するとともに、業務に支障が出ないように定期的なケアが大切なポイントです。
少人数で試してみる
先述した内容とも関係しますが、大きい規模の企業ではいきなり全体で同時に企業向けSNSを始めるのは大変です。まずは比較的小規模なプロジェクトチームで導入するのが現実的でしょう。
企業向けSNSの効果をはっきり感じてから活用規模を広げていけば、よりスムーズな運営ができます。何事も徐々に進めるのがポイントです。
目的に具現化
一般向けSNSが普及する中で「SNS=気軽なコミュニケーションツール」というイメージが多くの人にあります。ですから社内で企業向けSNSを使う場合には何のために使うのか、目的と利用方法を具体的に共有しておくべきです。
企業向けSNSを導入した企業の中には、「ほかの社員とのやり取りが柔らかくなった」など感想を残しているところもある反面、気軽なあまり業務とは関係のないテーマでついつい盛り上がってしまう問題もあります。
未然に問題を防ぐためにも、「プライベートなテーマは持ち込まない」などのルールを決めておくのもポイントです。
3.まとめ
企業向けSNSは大変便利です。上手に活用すればとても便利なツールとなるでしょう。
ただし、導入するには社内の業務連絡システムを大きく変える必要があるだけに、この記事で触れたポイントを意識しながら慎重に導入することをおすすめします。