効果的な企業SNS運用ルールとは?設定方法を簡単解説
Webページを効果的に活用するには、SNSやWeb広告をうまく活用することが重要なポイントです。
特に、SNSは個人の情報発信や収集の場としてだけではなく、企業がマーケティングを行ったり情報を拡散したりする際には不可欠なプラットフォームになっています。
しかし、効果的にSNSを運用するためには、企業内でのルールの設定が不可欠です。やみくもにSNSを運用していても効果が期待できないばかりか、炎上や情報漏洩などのリスクが高まる要因にさえなってしまいます。
今回は、企業SNS運用のルールについて解説します。
1.企業SNSのルール決めをする前に必要なこと
企業がSNSを運用する際には、SNSのメリットを最大限に活かすため、炎上などのトラブル回避のためにルール決めが不可欠です。加えて、ルールを決める前に確認すべき点についてもチェックしておかなければなりません。まずは、ルール決めをする前に確認しておきたいポイントを解説します。
SNS運用の目的を明確にする
SNS運用のメリットは企業にとっても非常に大きなものです。
しかし、「流行っているから」「便利そうだから」「情報を拡散したいから」といった漠然とした理由でスタートしてもそのメリットは発揮されないでしょう。
顧客との関係強化やマーケティングツールとしての側面を重視するのか、社内のコミュニケーションツールとしての利用をメインとするのかによっても目的は大きく異なります。まずは、SNS運用の目的を明確化しましょう。
プラットフォーム(SNS)の選定
目的が明確になったらプラットフォームの選定を行います。SNSの強みや特徴を踏まえて、目的にあったSNSを選定しましょう。
主なSNSの特徴は以下の通りです。
- Line
- Twittter
最大の特徴は、実名制で信用が高いことです。企業の情報発信向けのページとして、Facebookページを開設できます。自社サイトの更新情報を公開し、自社サイトへのアクセス増を狙う際に適しています。
Lineはほぼ全世代に利用され、ユーザー数は7,800万人にも上ります(2019年2月時点)。ライン@にて自社ページを開設することができ、メルマガやクーポンの配信を行うことができます。
Line次ぐ利用者数を誇るのがTwitterです(4,500万人)。ユーザー層の年代が幅広く、拡散や自社サイトへの流入に適しています。
写真をメインとして10~20代の若い層に人気のSNSがInstagramです。画像・動画で視覚的にアプローチできます。
これらの他に、LinkedInやWantedlyなどのビジネスに特化したSNSやコミュニケーションに特化した社内SNS(チャットワークやslackなど)もあり、目的に応じた使い分けが企業SNSの成否を左右します。
2.企業SNSはどんなルールを設定すればよいか?
効果的なSNS運用のために、企業SNSにどのようなルールを設定すればよいかについて解説します。
担当部署・担当者
社外に対して情報を公開する際には、担当部署、担当者を明確に設定しましょう。
担当者を明確にすると同時に、以下のポイントをはっきりさせることで、顧客から信頼や親近感を得ることができます。
- 情報発信時のトンマナ(口調、顔文字や絵文字の使い方、テンションなど)
- トラブル時に誰が対応するか
- コメントへの対応方法(返信件数や返信相手の選定方法など)
- 情報を投稿する日程・頻度
- 情報のチェック体制
ちょっとした投稿が炎上を招いてしまい、クレームや不買運動につながるケースもありますのでチェック体制は非常に重要なポイントです。
投稿する内容
SNSを効果的に運用するには、どのような情報をどのタイミングで発信するかも重要なポイントです。
SNSで発信すると効果的な応報としては以下の項目があります。
- 公式Webサイトの更新情報
- キャンペーン・プレゼント情報
- イベント告知
- 終了したイベントの結果報告
- アンケート
- 思わずバズしたくなるような情報、業界ニュースなど
SNSは「ソーシャルコミュニティ」なので宣伝色が強いと敬遠される傾向にあり、無料の情報やお得なキャンペーンが好まれます。そうした特性を踏まえて情報を公開すると効果的です。また、読者層のスケジュールや生活習慣を踏まえて、何曜日のどのタイミングで公開するといったスケジュールを確定しておくとさらに効果的です。曜日ごとにコンテンツテーマを設定するなどの読者を飽きさせない工夫も良いでしょう。
SNS広告出稿のルール
SNS内の広告も効果的です。
SNSはプラットフォームによって利用者層がある程度セグメントされていることもあり、非常に効率の良い広告になります。質の高いコンテンツがコンスタントに公開できるようになったタイミングで効果的にリーチを増やすための広告予算、出稿のタイミングやセグメント、キーワードの設定、効果測定のタイミングと方法について決定しましょう。
3.まとめ
企業SNS運用のルールについて解説しましたが、いかがでしたか?
SNSはバズしたり炎上したりする場面が話題になりますので、良くも悪くも運用すればあっというまに拡散すると考えがちですが、良いバスを起こすためには適切なルール作りが不可欠です。
今回の記事を参考に、まずはSNS運用の目的を明確にするところからスタートしていただけたら幸いです。